ランドセルの素材は
ランドセルの素材としては牛革と人工皮革になるかと思います。牛革の場合、生育環境で皮の性質が異なります。ランドセル用として使われるのは牛革としてはポピュラーなステアがほとんどです。ステアは生後2年以上経過した、太らせた雄牛からできる革のことで、生後3ヶ月から6ヶ月の間に去勢されて育っています。革の大きさは畳2帖分にもなります。
人工皮革の特徴は、不織布を基布とし、合成樹脂層に非常に微細な連続した気孔が多数存在します。
そのため軽量に出来ます。子どもが重い教材を入れて背負うことを考えて、ランドセルにも軽いものを求めるニーズには強いものがあります。また雨に強く手入れが簡単といった点も大きいようです。
ランドセル表面の着色は牛革でも合成皮革でもにウレタン樹脂層を塗布し雨やキズ等に強い加工が施してあります。 したがって普通の使用では耐久性、メンテナンス性に差が出ることはあまり無いと思いますが、人工皮革は軽くて、強いと言う印象を多くの方が持っているようです。
また、人工皮革のランドセルでも背中のあたる部分は、汗等の吸水性などを考え牛革を使用してあるものが多くあります。
牛革の場合、素材そのものがやれてきて(エージング)、徐々に風合いを増してきますが、合成皮革は素材が丈夫なため、このような感じにはなりません。なってみて分かったことですが、6年間の使い終わったランドセルを眺め、子供の成長を振り返るのも親としては楽しみなものです。