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最新記事【2006年05月01日】

 歯周病を悪化させる原因は、歯周ポケットの中に隠れて見えない歯石と喫煙です。

 歯周病は目に見えるところの歯石よりも、歯と歯茎の間の隙間に隠れてしまって、見えない歯周ポケットの中の歯石が歯周病を悪化させます。

 またタバコを吸う人は吸わない方よりも歯周病を引き起こしやすいと言われており、歯周病が悪化するスピードも早いため、治療による改善がなかなかはかどりません。喫煙くることで摂取されるニコチンは血管を収縮させ、血流を悪化させます。そのため歯ぐき必要な栄養素、酸素が行き渡らず、細菌に対する抵抗力が弱まると言われています。

このようにタバコはがんの原因としてよく知られていますが、もっと身近な歯ぐきの健康を脅かす、最大の危険因子です。

 出血は歯周病の特徴です。歯ぐきの状態を見ること、歯周ポケットの深さを調べることで歯周病の進行の程度が分かります。歯ぐきからの出血は歯を支えるための歯ぐきに炎症がある証拠であり、歯周病の特徴的な症状と言えます。
炎症が進み歯と歯ぐきのすきまの歯周ポケットができるようになると、歯を支えているあごの骨の一部の歯槽骨(しそうこつ)の破壊が始まります。歯周ポケットの深さが4mm以上になると歯周病の状態はかなり進行していると言われています。歯周ポケットは歯周病菌が繁殖しやすい環境ですので、歯周病菌がどんどん増殖し、歯周ポケットの深さが6mm以上になると、歯槽骨の破壊が進み、歯が抜けてしまうと言われています。

 歯周病、歯、歯ぐきの健康は口腔以外の病気、全身の疾患と関係があることが分かっています。口の中には何百種類という細菌が生息していますが、口から体内に入り込むとさまざまな疾患を引き起こします。知られているのは心臓病、肺炎、糖尿病など。歯周病は歯周病菌による歯ぐきの炎症ですが、口の病気と侮って(あなどって)はいけません。

肺炎
歯周病菌が肺に感染し、肺炎になることがあります。
心臓病
重症になると歯周病菌による炎症から血栓(血のかたまり)ができやすくなると言われており、動脈硬化を招き、心筋梗塞、狭心症などのリスクを高めると言われています。また心臓の内側にある心内膜の炎症を引き起こし、親近性心内膜炎になる場合もあります。
糖尿病
歯周病が糖尿病を引き起こすだけでなく、糖尿病の患者さんが歯周病にかかっていると血糖コントロールが難しくなり、糖尿病を進行させると言われています。
早産
歯周病菌による口内の炎症が胎児の成長に影響し、早産を引き起こすことがあると言われています。歯周病の妊婦は、歯周病でない妊婦と比較して、早産や未熟児を出産する可能性が7倍も高くなると言われています。

 歯周病はその原因となっているプラーク(歯垢)を取り除くプラークコントロールが治療の基本になります。歯と歯の間は歯間ブラシ、もっと狭い隙間にはデンタルフロスなどの補助器具を用います。このように予防をしていてもついてしまった歯石は固く、ご自分で取ることは難しいですし、無理をして取ろうとすると歯、歯ぐきを傷つける可能性が高く、歯科医さんに取ってもらうことが普通です。

歯科医院では、歯石の除去(スケーリングと言われます)には、主にハンドスケーラーと超音波スケーラーという器具が用いられます。歯石を取ることは歯周病の予防、治療にとても重要ですので、定期的に歯科医院で歯と歯ぐきのチェックを行い、歯石も定期的に取ることをお勧めします。

 専門家によるプラークコントロールをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。歯科医師や歯科衛生士が行う、お口のクリーニングです。歯ブラシのとどきにくい歯と歯の間、歯と歯ぐきの間をスケーラーで徹底的に清掃することで、歯の表面はつるつるになります。その後仕上げにフッ素を表面に塗り、虫歯菌、歯周病菌から歯と歯ぐきを守ります。そうすることで歯周病の進行を抑え、予防することができます。

 ご自身でできる歯周病予防、歯、歯ぐきのメンテナンスは日々のブラッシング、歯磨きですが、ご自分でできるブラッシングには限界があります。みがき残しの歯垢(プラーク)はそのままにしておくと、いずれ歯石になります。いったん歯石を除去しても、また歯垢がつき、小さな歯石になります。このことを考えると、歯周病の本格的な予防には歯科医院で年に3~4回の定期的な検診、歯石の除去を行うのが、効果的だといえます。

審美歯科の基礎知識-素敵な笑顔のために

「審美歯科の基礎知識-素敵な笑顔のために」にようこそ。当サイトは笑顔に欠かせない審美歯科の基礎知識、笑顔のために気をつけるポイントを分かりやすく簡単にお伝えしていこうと思います。
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